中外製薬は9月18日、上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害剤エルロチニブ(商品名:タルセバ)の、膵癌に対する効能・効果追加の承認申請を厚生労働省に同日行ったと発表した。

 エルロチニブは、進行・再発膵癌を対象に海外で行われた大規模フェーズ3試験(PA.3)において、ゲムシタビンとの併用で、主要評価項目である全生存期間、副次的評価項目である無増悪生存期間を有意に延長することが示されている。日本での申請は、PA.3の結果と国内で行われたフェーズ2試験の結果を基に行われた。

 国内のフェーズ2試験の結果は、9月20日からドイツ・ベルリンで開催される第15回欧州癌学会(ECCO)・第34回臨床腫瘍学会(ESMO)で発表される。

 エルロチニブはすでに膵癌の治療薬として、2005 年11 月に米国、2007 年1月に欧州で承認されている。