米Peregrine Pharmaceuticals社は9月8日、進行性乳癌患者を対象としてbavituximabをカルボプラチン+パクリタキセルと併用し、有効性を評価するフェーズ2試験の患者の追加登録を完了したと発表した。

 計46人の患者の登録を予定していたこの試験では、最初のコホート15人のうち、評価が可能であった14人中9人(64%)でRECIST基準による客観的な奏効が示された。あらかじめ設定した有効性の主要評価項目を達成したため、さらに患者登録を進める必要があり、31人を追加登録した。

 現在この試験では、患者の治療とフォーローアップを行っている。試験の主目的はbavituximabとカルボプラチン+パクリタキセルの併用による奏効を評価すること、副次的な目的は増殖抑制期間、奏効期間、全生存期間、安全性のパラメータを評価することなどである。

 患者にはRECIST基準による奏効の評価が定期的に行われている。化学療法終了後は、癌が進行せず副作用が忍容可能なものである限り、患者はbavituximabの単剤療法を継続する。

 bavituximabはホスファチジルセリン(PS)を標的とするモノクローナル抗体で、PSを遮蔽することで生体の免疫系を動員し、腫瘍と腫瘍の新生血管を破壊する。

 同社はまた、多くの種類の抗癌剤と併用するbavituximabの使用についてカバーする特許を申請し、新たに米国における特許が認められたことも明らかにした。

 現在同社は、進行性乳癌と肺癌の患者を対象に、bavituximabをドセタキセルまたはカルボプラチン+パクリタキセルと併用する3件のフェーズ2試験を進めている。これらの併用療法は、化学療法単独と比べて、初期の段階で有望な結果が出ている。いずれも今回の特許でカバーされるものという。