大腸癌あるいは大腸ポリープを切除した人は、低脂肪かつ食物繊維の多い食事をしっかりと継続することで、再発リスクが低減できるようだ。米国立癌研究所のLeah B. Sansbury氏らが、「米国ポリープ予防トライアル(1991〜1998年)」に登録された1905人のデータを再分析した研究成果が、American Journal of Epidemiology誌9月1日号(2009,170,576-584)に掲載された。

 対象者は全員、登録前6カ月以内に一つ以上のポリープを内視鏡で切除している。登録後の4年間、無作為に選んだ半数には低脂肪で高食物繊維の食事を(介入群)、残りの半数にはいつも通りの食事をしてもらい(対照群)、ポリープの再発の有無を調べた。

 介入群には、脂肪からのエネルギー摂取は総摂取カロリーの 20%に、 1000kcal当たり18gの食物繊維をとる、同3.5サービング・サイズ(注)の野菜や果物を食べる――という「三つの目標」が指示された。

 4年後、介入群と対照群の間でポリープの再発率に違いがなかった。そこで今回は、目標の達成度に着目して介入群の対象者を3群に分けて分析を行った。4年間の介入期間を完了した821人のうち、年1回の健康診断のすべてにおいて三つの目標が達成できていた達成度上位群の 210 人(26%)では、対照群に比べて、ポリープの再発リスクが 35 %も低いことが分かった。