バイエル薬品は9月3日、バイエルグループ会社の一つである独Bayer Schering Pharma社が、放射性医薬品「Alpharadin」の世界レベルでの開発・販売について、ノルウェーAlgeta社と提携することで合意に達したと発表した。

 Alpharadinは、有効成分の塩化ラジウム223が骨転移した腫瘍細胞に選択的に集まり、アルファ線を放出する。周辺組織の被爆は低レベルに抑えられるという。承認されれば、アルファ線を用いた初の癌治療薬となる。

 現在、症候性のホルモン療法耐性前立腺癌の骨転移治療を目的に、国際共同フェーズ3試験が進行中。両社は今後、共同で臨床開発を行い、承認後はバイエルがAlpharadinの販売を世界規模で行い、ノルウェーAlgeta社が製造を担当する。