グラクソ・スミスクラインが申請している子宮頸癌予防ワクチン(海外での商品名:Cervarix)が、8月31日に開催された薬事・食品衛生審議会薬事分科会の部会を通過した。9月末に予定されている薬事分科会で審議された後、承認される見通しだ。

 同社が申請しているワクチンは、子宮頸癌発症の原因となるヒト・パピローマウイルス(HPV)のうち、最も検出頻度の高い二つのタイプであるHPV16型と18型に対するワクチンで、接種対象は10歳以上の女性。HPV16型と18型の感染と、それらに起因する前癌病変の形成を予防する目的で開発された。海外では、これまでに4万人以上を対象とした臨床試験で効果が検証されてきたという。

 臨床試験では、HPV16型と18型により起こる前癌病変に対して、5年半までの間100%の予防効果を示し、安全性も確認されている。さらにまた試験データから、このワクチンはHPV16型と18型に加え、HPV31型や45型など、他の癌原性HPV型に対しても予防効果を示すことも明らかとなっている。

 またこのワクチンには、強い免疫応答をもたらし、予防効果を長く持続させることを目的として開発された「AS04」と呼ばれる同社独自開発の免疫増強剤(アジュバント)が含まれている。