独Boehringer Ingelheim社は8月3日、分子標的薬「BIBW2992」について、上皮細胞成長因子受容体(EGFR)に変異を持つ非小細胞肺癌(NSCLC)のファーストライン治療における有用性と安全性をみるフェーズ3試験「LUX-Lung3」を開始すると発表した。

 BIBW2992は、EGFRと上皮細胞成長因子受容体2(HER2)の両方のチロシンキナーゼを不可逆的に阻害する経口剤。本試験では、BIBW2992単剤投与と、標準治療であるシスプラチンとペメトレキセドの併用療法とを比較する。

 別の研究による予備データでは、HER2/neuに変異のある患者3人において症状が好転し、腫瘍のサイズも縮小したことが報告されている。

 今年5月に開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)では、進行性の肺腺癌患者を対象としたフェーズ2試験「LUX-Lung2」の結果が発表され、BIBW2992のセカンドライン治療における有効性が示されている。