スイスHoffmann-La Roche社は7月24日、抗CD20モノクローナル抗体「MabThera」(一般名:リツキシマブ)に対して、欧州医薬品審査庁(EMEA)の医薬品委員会(CHMP)から、再発または従来の化学療法で奏効しない難治性の慢性リンパ性白血病(CLL)の治療薬として、肯定的な意見を受け取ったと発表した。承認されれば、化学療法との併用での使用が可能になる。

 MabTheraは、B細胞表面のCD20抗原に特異的に結合する抗体製剤。日本と米国、カナダでの商品名は「リツキサン」。同社によれば、全世界で150万人以上が使用しているという。欧州ではすでにCLLのファーストライン治療薬として認可されている。

 CHMPによる勧告は、大規模無作為化臨床試験「REACH」の結果によるもの。17カ国88施設において、再発または難治性CLL患者552人を対象に行われた結果、主要評価項目である無増悪生存期間が、化学療法(フルダラビンとシクロホスファミド)のみの群では20.6カ月であったのに対し、MabTheraと化学療法との併用群では30.6カ月と、およそ10カ月の延長が認められた。