スイスHoffmann-La Roche社は、7月20日、結腸癌術後補助療法についての国際的なフェーズ3試験、NO16968(XELOXA)試験の結果を発表した。手術直後に行う経口5FU系抗癌剤カペシタビン(商品名:ゼローダ)と静脈内投与する白金系抗癌剤オキサリプラチンの併用療法(XELOX)は、現在広く行われている5FUとロイコボリン(LV)の静脈内投与による併用療法(5FU/LV)に比べて、無再発生存期間(DFS)を延長したという。

 結腸癌は、欧州では男女ともに全ての癌腫の中で第2位の死因となっており、全世界では報告された癌の中で第3位の罹患率となっている。

 29カ国の240施設において、ステージIIIの結腸癌手術後の患者1886人を対象にXELOXと5FU/LVを比較したXELOXA試験の主要評価項目は、DFSについてXELOXの5FU/LVに対する優越性を証明することであった。その結果、XELOXの投与で有意なDFSの延長が証明された。

 「カペシタビンはすでに早期の結腸癌に対する治療薬として単剤で承認されているが、今回の試験結果により、医師はカペシタビンの併用を患者に提案できるようになる。早期に発見して治療すれば治癒が可能な結腸癌患者に対し、医師は幅広い治療選択肢を持つことが必要」と同社Pharmaceuticals DivisionのCEO、William M. Burns氏は話した。

 本試験の詳細なデータは、近く国際学会で発表される予定。