米ファイザー社は6月30日、転移性結腸直腸癌患者を対象に行ってきたスニチニブ(商品名:スーテント)のフェーズ3試験「SUN 1122」の中止を発表した。標準化学療法であるFOLFIRI療法との併用で有効性を評価してきたが、独立データモニタリング委員会(DMC)が、FOLFIRI療法単独と比較し、スニチニブの追加によって主要評価項目である無増悪生存期間(PFS) の有意な改善が見込まれないと判断したからだ。

 スニチニブは日本ではイマチニブ抵抗性の消化管間質腫瘍(GIST)と根治切除不能または転移性の腎細胞癌の適応で承認されている。同社によると世界で5万人以上がスニチニブによる治療を受けているという。

 SUN 1122試験は、転移性結腸直腸癌の初回治療として、スニチニブとFOLFIRI療法(5FU、 ロイコボリン、イリノテカン)の併用とFOLFIRI療法単独を比較する多施設共同無作為化二重盲検試験。登録予定人数を720人としていた。現在までに新たな有害事象は認められていない。