協和発酵キリンは6月23日、T細胞性リンパ腫の一種、T細胞白血病リンパ腫(ATL)の患者を対象に、抗CCR4抗体製剤KW-0761のフェーズ2試験を開始したと発表した。フェーズ2試験は国内17施設で25人の患者で実施される予定。

 CCR4は、白血球の遊走に関与するケモカイン受容体の一つ。癌細胞ではT細胞性リンパ腫に高発現し、特にATLでは90%以上、末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)では約30%から40%に発現することが明らかにされている。今回は、CCR4の発現が高頻度に起こるATLが試験対象になった、というわけだ。

 KW-0761は、強力な抗体依存性細胞障害活性を引き起こすPOTELLIGENT技術を利用した抗体製剤。ATL患者とPTCL患者を対象としたKW-0761の国内フェーズ1試験では、KW-0761の安全性と有効性が確認されている。