米Seattle Genetics社は6月8日、ホジキンリンパ腫やCD30陽性の悪性血液疾患患者に対するSGN-35のフェーズ1臨床試験で長期間の奏効が得られたと発表した。これらの結果はドイツ・ベルリンで開かれた第14回欧州血液学会(EHA)で発表された。SGN-35は、抗体の効果を増幅した抗体-薬物複合体 (ADC)である。

 同試験は用量増量試験で、3週間ごとに0.1mg/kgから3.6mg/kgまでの範囲でSGN-35が投与された。その結果、44人の患者における反応が評価されたことが分かった。患者は、ホジキンリンパ腫が41人、未分化大細胞リンパ腫が2人、血管免疫芽球性T細胞リンパ腫が1人の44人。患者の年齢中央値は36歳で、以前の治療では、平均で3つの化学療法のレジメンを受けており、73%が自家幹細胞移植を行っていた。

 投与量1.2mg/kg以上の投与量の治療を受けた患者の全奏効率はinvestigator assessmentが54%でindependent reviewによるものは57%。全患者では奏効率は、independent reviewが41%で、investigator assessmentは39%だった。

 安全性に関しては、グレード1/2の有害事象が大部分を占めていた。中でも一般的だったのは、倦怠感、発熱、末梢神経障害、下痢、吐き気だった。

 Seattle Genetics社のChief Medical OfficerであるThomas C. Reynolds氏は、奏効期間およびinvestigator-assessedやindependently reviewedから得られた有効性のある結果は、現在進行中の再発、難治性のホジキンリンパ腫に対するSGN-35の主要な試験を支える重要なデータであるとコメントした。