米Peregrine Pharmaceuticals 社は4月27日、進行性乳癌を対象としたBavituximabのフェーズ2試験で、良好な結果が得られたと発表した。同社は今年2月にポジティブなデータを報告しているが、今回の結果はその有効性の高さを裏付けるものとなった。同社は試験規模を拡大するため、追加登録を行って拡大試験を実施する意向も示している。

 同試験は、多施設オープンラベルのフェーズ2試験で、Bavituximab+カルボプラチン+パクリタキセルによる併用療法で、主要評価項目は奏効率とした。

 対象は、局所進行あるいは転移性の乳癌患者15人で、評価が可能だった14人に対して最大で6サイクルの治療を行った。その結果、治療が完了するまでに、9人がRECIST基準に基づいた客観的な腫瘍奏効に到達した。

 同社のCEOであるSteven W. King氏は、進行性乳癌を対象とした同試験において腫瘍奏効がみられたことは喜ばしいと述べると共に、同データ結果は、さらなる拡大試験を行うために、あらかじめ設定された客観的な腫瘍奏効を既に上回っていると指摘した。

 癌の進行がみられず、副作用も許容できる限り、患者は化学療法が終了した後もBavituximabを単剤療法として継続する可能性も示された。

 Bavituximabは、ホスファチジルセリンと結合するモノクローナル抗体。ホスファチジルセリンと結合することで、腫瘍や腫瘍血管を破壊する。
 
 現在、別のフェーズ2試験で、進行性乳癌を対象にしたドセタキセルとの併用療法、および非小細胞肺癌を対象とした併用療法が進行中だ。また、進行した固形癌を対象に、Bavituximabのフェーズ1試験も行われている。