4期の悪性黒色腫ドセタキセルビノレルビン顆粒球マクロファージ・コロニー刺激因子GM-CSF)の併用が有効である可能性が明らかとなった。フェーズ2臨床試験で平均全生存期間が1年という結果が示された。成果は4月18日から22日にデンバーで開催された米国癌研究会議AACR)で米University of CaliforniaZ Eroglu氏によって発表された。

 発表されたフェーズ2臨床試験の結果は、1施設シングルアームの試験として行われた。46人の4期の悪性黒色腫患者で2つまでの前治療を受けた患者に投薬が行われた。患者のうち男性は31人で、PS0-1が44人、PS2が2人だった。2週間を1サイクルとして、1日目にドセタキセル40mg/m2、ビノレルビン30mg/m2を投与し、2日目から11日目までGM-CSFを250μg/m2を投与した。主要評価項目は平均全生存期間で、副次評価項目は安全性プロファイル、腫瘍が増悪するまでの時間(TTP)の平均、1年時点での生存率だった。

 試験の結果、平均全生存期間は365日で、全生存期間中央値は250日。平均TTPは138日だった。1年生存率は35%となった。

 患者は投薬に一般的に十分に耐えることができた。頻度の多かった治療に関連した副作用は、貧血(59%)、倦怠感46%、GM-CSF接種部位反応(46%)、末梢神経障害(33%)、好中球減少症(33%)などだった。グレード3以上の副作用は好中球減少症(28%)、発熱性好中球減少症(11%)、貧血(11%)などだった。