Medarex社は、このほど転移および難治性のホジキンリンパ腫を対象に、MDX-1401のフェーズ1臨床試験の予備データを発表した。データは、4月18日から22日にかけて開催された米国癌研究会議AACR)のポスターセッションで発表され、安全性や耐用性など良好な結果が示された。

 MDX-1401は、第2世代の非フコース完全ヒト化抗CD30抗体。抗体の抗腫瘍メカニズムの1つである抗体依存性細胞障害活性(ADCC)を増加させる。

 同フェーズ1試験で対象となったのは、再発および難治性のホジキンリンパ腫の患者12人。多施設、複数回投与による用量増量試験が行われた。

 用量は0.01mg/kgから1.0mg/kgの範囲で増量され、静注によって投与された。最大耐量は確認されていない。

 同試験においては、非血液学的有害事象などの有害事象は報告されていないが、12人中3人に血液学的有害事象がみられた。

 有効性に関しては、病態の安定している8人において、治療の2サイクル以降に40%かそれ以上の全身腫瘍組織量の減少がみられた。

 また、フローサイトメトリーでは、治療の1サイクル後に、83%に当たる10人のCD30陽性細胞が減少したことが示された。

 Medarex社の上席副社長であるGeoffrey M. Nichol氏は、これらのデータ結果から、MDX-1401が第2世代の抗CD30抗体として期待できることを強調するとともに、現在、高用量レベルでの研究に向けて、さらなる患者の登録を行っていると話している。