万有製薬はこのほど、2009年2月より悪性胸膜中皮腫の治療剤 MK-0683のフェーズ3国際共同試験を開始し、臨床試験への参加者を公募することになったと発表した。

 MK-0683はSAHA(Suberoylanilide Hydroxamic Acid)と呼ばれる薬剤で、癌に関係しているヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)の酵素活性を阻害することで治療効果を発揮する。米国では、2006年に皮膚T細胞性リンパ腫(CTCL)の治療薬として承認されており、他の固形癌、悪性リンパ腫などの癌に対する有効性や安全性を検討するための試験が進行中だ。

 MK-0663のフェーズ3の国内臨床試験は、茨城県、埼玉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県、岡山県、香川県、山口県、福岡県の15の医療機関で実施される。登録期間は、2010年7月までの予定。

 この試験への応募受付けは、「治験お問い合わせセンター(0120-331-628)」で行っている。万有製薬のホームページでも、今回の治験の概要を公開している。