中外製薬は、HER二量体化阻害ヒト化モノクローナル抗体ペルツズマブ(R1273)の乳癌を対象としたフェーズ3臨床試験を、年内に開始予定であることを明らかにした。スイスHoffmann-La Roche社が実施中のフェーズ3国際共同治験に参加することを決めたため。4月24日に公表した2009年12月期第1四半期決算発表の中で公表されたもの。
中外が参加する国際フェーズ3臨床試験はCLEOPATRA試験と呼ばれるもの。HER2陽性転移性乳癌患者を対象にトラスツズマブ、ドセタキセルにペルツズマブを加えた群とプラセボを加えた群を比較する。主要評価項目は無増悪生存(PFS)となっている。
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日経メディカルOncologyニュース
ペルツズマブの乳癌対象フェーズ3が年内に国内でも開始
2009/4/28