バイエル薬品が申請しているマルチキナーゼ阻害型抗癌剤ソラフェニブ(商品名:ネクサバール)の肝細胞癌への適応拡大が4月27日に開催された薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会を通過した。5月中にも承認されそうだ。

 欧米で行われた大規模フェーズ3試験SHARP試験の結果は、2007年6月に開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表されている。ソラフェニブが、進行肝細胞癌患者の生存期間をプラセボを投与した場合に比べて44%延長させることが明らかになった試験で、多くの注目を集めた。わが国で行なわれたフェーズ1臨床試験でも安全性、有効性ともに海外とほぼ同等の結果が得られたことが2006年秋に開催されたEORTC-NCI-AACR Symposiumで発表されている。