スイスNovartis社は3月30日、mTOR阻害剤であるエベロリムス(RAD001、商品名:Afinitor)がスニチニブまたはソラフェニブによる治療がうまくいかなかった進行腎細胞癌を対象に米国で承認されたと発表した。エベロリムスが抗癌剤として承認されたのは世界で初めてになる。わが国でも腎細胞癌治療薬として1月に申請が行われている。

 エベロリムスの承認は、フェーズ3臨床試験RECORD-1(REnal Cell cancer treatment with Oral RAD001 given Daily)の結果に基づいて行われたもの。416人のスニチニブやソラフェニブが無効だった腎細胞癌患者をエベロリムス投与群と支持療法群に分けて行われた。無増悪生存期間中央値がエベロリムス群が4.9カ月に対し支持療法群が1.9カ月だった。病状の進行あるいは死亡するリスクを67%減少させた(ハザード比0.33、95%信頼区間0.25-0.43、p<0.0001)。