大鵬薬品工業は3月31日、スペインPharmaMar社から抗癌剤trabectedin(海外での商品名「Yondelis」)の日本での開発販売の権利を獲得したと発表した。

 trabectedinはホヤ由来のテトラヒドロキノリンアルカロイドで、DNAの小さな溝に選択的に結合し、細胞周期のG2-Mを遮断することで効果を発揮する。2007年9月に欧州委員会から進行または転移性軟部組織肉腫の治療薬として販売承認を受け、2008年にはペグ化リポソームドキソルビシンとの併用で再発卵巣癌を対象に欧州と米国で申請されている。また海外で、乳癌、ホルモン耐性前立腺癌、肺癌に対するフェーズ2試験も進行中だという。

 今回の契約により、大鵬薬品は契約一時金10億円をPharmaMar社に支払い、さらに達成報奨金、日本での売上に応じたロイヤリティを支払うことになる。