イマチニブ抵抗性慢性骨髄性白血病CML)に対する新薬が2剤相次いで発売された。

 ノバルティスファーマが3月13日に発売したニロチニブ(商品名:タシグナ)は、経口投与可能な新規チロシンキナーゼ阻害剤。イマチニブ抵抗性の慢性期または移行期のCML治療薬になる。国内におけるフェーズ1試験、フェーズ2試験で日本人に対する有効性と安全性が確認されている。国内フェーズ2試験(1年データ)では、イマチニブ抵抗性のCML患者の100%で血液学的完全寛解、94%に細胞遺伝学的大寛解、69%に細胞遺伝学的完全寛解、56%に分子遺伝学的大寛解が得られた。承認条件として付された全例調査を、特定使用成績調査として実施する。

 ブリストル・マイヤーズは、3月16日にダサチニブ(商品名:スプリセル)を発売した。こちらも経口製剤。対象疾患は慢性期、移行期、急性期のイマチニブ抵抗性CMLと再発または難治性のフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病だ。ダサチニブは5種類のチロシンキナーゼ/キナーゼファミリー(BCR-ABL、SRCファミリーキナーゼ、c-KIT、EPHA2受容体及びPDGFβ受容体)に対するATPの結合を拮抗的に阻害することで効果を発揮する。ダサチニブも全例調査が実施される。

■訂正
3月17日に、以下を訂正しました。
・3段落目に「橋性器」とあるのは「急性期」の誤りでしたので訂正します。また、ダサチニブも経口製剤ですので、追加しました。