英国GlaxoSmithKline社はこのほど、進行性・転移性腎細胞癌の治療薬として、経口の血管新生阻害剤pazopanib販売承認申請(MAA)を欧州医薬品審査庁EMEA)に提出したと発表した。

 pazopanibは、血管内皮増殖因子受容体VEGFR)-1、-2 、-3、血小板由来成長因子受容体PDGFR)およびc-kitを選択的に阻害する薬剤。

 今回の承認申請は、無作為化二重盲検プラセボ対照フェーズ3臨床試験で、良好な結果が得られたことによるもの。フェーズ3臨床試験は未治療、またはサイトカイン療法を受けた進行性腎細胞癌患者を対象とする。主要エンドポイントは無増悪生存、副次エンドポイントには全生存、奏効率、安全性が含まれる。pazopanibで見られる主な副作用は、下痢、高血圧、毛髪の色の変化、悪心、嘔吐、食欲不振とされている。試験の詳細な結果は、今後開催される学会で報告される見込み。

 同社は2008年12月、米国食品医薬品局(FDA)に対し、腎細胞癌を適応とするpazopanibの新薬申請書(NDA)を提出している。腎細胞癌のほかには、軟部肉腫や卵巣癌で有効性が報告され、非小細胞肺癌や乳癌などでも臨床試験が行われている。