転移性大腸癌のファーストライン治療として、経口カペシタビンを用いたXELOX療法の生存期間は、標準治療であるFOLFOX-4療法とほぼ同等であることが明らかになった。国際的フェーズ3臨床試験「NO16966」における追跡期間26カ月の結果によるもので、1月15日から17日にサンフランシスコで開催された2009 Gastrointestinal Cancers Symposium (ASCO GI)で英Glasgow大学のJ.Cassidy氏によって発表された。

 NO16966試験は、転移性結腸直腸癌患者を対象に、2003年6月から2004年5月までXELOX療法(カペシタビン+オキサリプラチン、317人)とFOLFOX-4療法(5-FU/LV+オキサリプラチン、317人)を比較する試験として実施された。その後、ベバシズマブの大腸癌における有効性が明らかになったことから、2004年2月から2005年2月までベバシズマブを追加する投与法に修正し、XELOX療法+プラセボ(350人)/ベバシズマブ(350人)、FOLFOX-4療法+プラセボ(351人)/ベバシズマブ(349人)の2×2のデザインで行われた。

 NO16966試験の終了時XELOX療法を受けた群は、無増悪生存期間でFOLFOX-4療法を受けた群に対して非劣性であることが明らかとなっていた。12カ月追跡調査した結果では、全生存期間と無増悪生存期間について非劣性であることが示されていた。今回、26カ月追跡調査した結果では全生存期間(イベント発生までの時間)の中央値はFOLFOX群(発生イベント数847)が19.5カ月、XELOX群(発生イベント数820)が19.8カ月でハザード比0.95(97.5%信頼区間0.85-1.06)でXELOX療法の非劣性が示された。