英Antisoma社は1月13日、非小細胞肺癌に対するセカンドライン治療薬としてのASA404フェーズ3試験「ATTRACT-2」が開始されたと発表した。

 ASA404は、腫瘍の生存や成長に必要な腫瘍血管を選択的に破壊する小分子血管破壊剤。同剤は、ニュージーランドのAuckland Cancer Society Research CentreおよびUniversity of Auckland のBruce Baguley氏とWilliam Denny氏らのチームによって発見された。

 ATTRACT-2は、多施設、多国籍間で行われる無作為化二重盲検プラセボ対照試験で、ステージ3b/4期の非小細胞肺癌(扁平上皮癌あるいは非扁平上皮癌)が対象。前治療で化学療法のみ、あるいは化学療法にベバシズマブかセツキシマブを加えた治療歴のある患者およそ900人が参加する見込みだ。

 試験は、ASA404の1800mg/m2に、ドセタキセルを加える群とプラセボを加える群に無作為に割り付けられる。

 主要評価項目は、全生存率。試験は2011年に終了予定だが、最終分析前の2010年中には中間報告を行う予定となっている。

 Antisoma社の最高経営責任者(CEO)であるGlyn Edwards氏は、「パートナーであるNovartis社が、新たに肺癌と診断された患者だけでなく、治療歴のある患者を対象とした肺癌治療の可能性への研究を決断したことは喜ばしいことであり、これによって多くの患者が薬による利益を得ることになるだろう」と述べている。

 非小細胞肺癌に対するファーストライン治療として行われたASA404の無作為化フェーズ2試験で、生存期間が5カ月改善されたほか、過去に行われたASA404の試験でも前向きな結果が得られている。


■英Antisoma社のリリース
ASA404 enters pivotal phase III trial in second-line lung cancer