米OncoGenex Pharmaceuticals社は12月3日、前立腺癌患者を対象にOGX-011併用群と標準治療群を比較した第2相無作為化臨床試験で、OGX-011併用群では全生存期間の中央値が10.6カ月延長したことを発表した。OGX-011は、前立腺で過剰発現しアポトーシスを阻害しているたんぱく質の、遺伝子発現を抑制するためのアンチセンスオリゴヌクレオチド。前立腺治療薬としてファストトラック(優先承認審査)に指定されている。

 この試験の対象者は、ホルモン療法に抵抗性のある転移性または局所再発の前立腺癌患者82人。ドセタキセル/プレドニゾンとOGX-011との併用療法群(OGX-011群)とドセタキセル/プレドニゾン群(コントロール群)にランダムに割り付けられた。追跡期間の中央値は両群ともに約30カ月。

 両群の全生存期間の中央値を比較すると、OGX-011併用群が27.5カ月でコントロール群では16.9カ月だった。そのため同社では、併用群では死亡率が40%低下したと評価している。

 プライマリーエンドポイントに関する解析結果は、今年のASCOですでに発表されており、最終的な結果もASCOに提出される見通しだ。