白金系製剤に感受性のある再発性卵巣癌において、カルボプラチンと葉酸代謝拮抗剤ペメトレキセドの併用は、安全で臨床効果も認められることが、フェーズ2臨床試験で明らかになった。米Dana-Farber Cancer InstituteのUrsula A. Matulonis氏らが、Journal of Clinical Oncology誌11月10日号電子版に発表した。

 フェーズ2臨床試験は、白金系製剤感受性の再発性上皮性卵巣癌、腹膜癌、卵管癌を対象とした。3週おきにペメトレキセド(500mg/m2)を第1日目に静注し、続いてカルボプラチンを静注した。これを6サイクルあるいは臨床効果が得られた場合は最大8サイクルまで継続した。

 45人が登録され、最終的に44人が治療を受けた。完全奏効は0人、部分奏効が23人で、主要エンドポイントである奏効率は51.1%だった。また安定状態が14人(31.1%)で、2人の患者は投与2サイクル後に病勢が進行した。

 平均追跡期間15.3カ月において、無増悪生存期間は中央値で7.57カ月 (95%信頼区間6.44-10.18カ月)、生存期間の平均は20.3カ月であり、生存期間中央値には達しなかった。

 グレード3/4の血液毒性は、好中球減少(41%)、血小板減少(23%)、貧血(9%)で、グレード3/4の非血液毒性は、疲労 (11%)、吐き気(5%)、嘔吐(5%)、下痢 (5%)、失神(5%)、 肺血栓症 (5%)だった。

 ペメトレキセドは悪性胸膜中皮腫を対象に2007年1月に承認を得ており、2007年3月には、非小細胞肺癌を対象に適応拡大申請が行われている。