抗血管内皮成長因子(VEGF)抗体ベバシズマブが進行乳癌を対象にしたフェーズ3試験で、化学療法剤と併用することで無増悪生存期間(PFS)を延長できることが明らかとなった。スイスHoffmann-La Roche社が11月24日に発表したもので、化学療法との併用で乳癌に対するベバシズマブの有用性が示された3番目の試験となる。どの程度PFSを延長できたかなどの詳細は今後、学会で発表される予定だ。

 有効性が示されたのは、化学療法の経験がない転移性HER2陰性乳癌患者1237人を対象に、化学療法のみの群(タキサン系抗癌剤またはアントラサイクリン系抗癌剤またはカペシタビン)と化学療法とベバシズマブを併用した群を比較したRIBBON-1試験。化学療法剤として、どの薬剤を用いても有用性が示された。タキサン系以外のアントラサイクリン系抗癌剤、カペシタビンでもベバシズマブの有用性が乳癌で証明されたのは初めてになる。