英GlaxoSmithKline社は、このほど、同社の子宮頸癌予防ワクチン「Cervarix」を接種した若い女性は、子宮頸癌発症の最大の原因とされるヒトパピローマウイルス(HPV)の16型と18型に対する免疫応答が20年以上持続することが期待できる可能性が示されたと発表した。この結果は3つの統計モデルによる解析で明らかになったもので、フランスのニースで開催されたEuropean Research Organisation on Genital Infection and Neoplasia (EUROGIN)学会の年次総会で発表された。

 実施した3つの統計モデルは、べき乗則モデル、修正したべき乗則モデル、区分モデルというもので、頑健で再現可能な方法として、HPV16型と18型に対する抗体価の長期持続性の予測が可能だという。いずれのモデルでもCervarix の接種により誘導されたHPV16型と18型に対する抗体価が20年以上にわたり自然感染による値を有意に上回ることを示したという。

 今回の研究で使用された統計モデルには、6.4年間にわたる進行中のフェーズ2試験データが利用されている。この試験データによるとCervarixは、発癌性HPVである16型と18型により起こる前癌病変に対して6.4年にわたり100%の予防効果を示し、高い抗体価を維持した。また、Cervarixが発癌性HPV16型と18型の自然感染に対する免疫応答よりも大幅に高い抗体価の維持を6.4年にわたり誘導することも示している。

 また、EUROGINでは、3万人近くの10〜72歳の女性が参加した11のフェーズ2とフェーズ3試験の統合解析のデータが発表され、Cervarixの良好な忍容性プロファイルも確認された。