米Cell Therapeutics社(CTI社)は、11月10日、濾胞性リンパ腫患者の初回治療として、CHOP-R療法に続いて、イブリツモマブによる地固め療法とリツキシマブの投与を行ったフェーズ2臨床試験で、完全寛解率が82%になったと発表した。詳細な結果は、Clinical Cancer Research 11月1日号に報告された。

 イブリツモマブは、今年1月、「CD20陽性の再発又は難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、マントル細胞リンパ腫」の適応で承認されている。

 試験には、治療歴がない、ステージ2から4の濾胞性非ホジキンリンパ腫60人が登録され、55人が試験を完遂した。CHOP療法(シクロホスファミド+ドキソルビシン+ビンクリスチン+プレドニゾロン)とリツキシマブによるCHOP-R療法を3サイクル行い、その後、イブリツモマブを投与した。さらに、その1〜2週間以内に、リツキシマブを週に1回、4週間投与した。

 追跡期間中央値は19.7カ月。治療を受けた60人における、CHOP-R療法後の完全寛解率は、CT画像による評価では40%、PET画像では44%だったが、イブリツモマブおよびリツキシマブ投与後の完全寛解率は、CTでは82%、PETでは89%に上がった。

 試験を完遂した55人では、CHOP-R療法後の完全寛解率は、CTで44%、PETで67%、イブリツモマブおよびリツキシマブ投与後には、それぞれ89%と96%だった。

 CHOP-R療法に関連した有害事象は、グレード3/4の好中球減少が39%、グレード3の血小板減少が5%で、発熱性好中球減少で入院を要したのは5%(3人)だった。イブリツモマブ関連では、骨髄抑制が最も多く、グレード3/4の好中球減少が51%、グレード3/4の血小板減少が44%の患者に見られ、発熱性好中球減少による入院は1.8%(1人)だった。