第一三共と米ArQule社は、11月11日、癌治療領域での研究・開発・販売の提携について合意したと発表した。

 合意した内容は2つ。まず現在、ArQule社が米国で開発中の固形癌を対象とした抗癌剤ARQ 197のアジアの一部(日本・中国・韓国・台湾)を除く全世界での開発および販売権を取得するライセンス契約だ。ARQ 197の日本・中国・韓国・台湾の権利は協和発酵キリンが保有しており、フェーズ1臨床試験が進められている。ARQ 197は肝細胞増殖因子HGFの受容体であるc-Metを選択的に阻害する新規機序の抗癌剤だ。

 2つ目の合意内容は、ArQule社が所有する新規キナーゼ阻害薬探索技術(AKIP)を用いた共同研究契約だ。

 提携に伴って、第一三共はArQule社に対し、契約一時金として計7500万ドルを支払うほか、開発段階・研究段階に応じたマイルストーン、製品販売に伴うロイヤルティー等を支払う。