米Antigenics社は10月22日、限局性腎細胞癌治療薬として、「Oncophage」の条件付きの販売承認申請を欧州医薬品審査庁(EMEA)に提出したと発表した。承認されれば、欧州で最初の治療用癌ワクチンとなる。

 Oncophageは患者自身の細胞から作られるワクチン。今回の申請には、腎細胞癌における術後補助療法の大規模フェーズ3臨床試験に加え、14件の臨床試験のデータも提出された。

 今年4月、Oncophageは再発リスクが中程度の腎癌に対する術後補助療法としてロシアで承認された。欧州では2005年に希少疾病用医薬品に指定されており、欧州での10年間の市場独占権が認められることになっている。

 腎癌のほか、転移性黒色腫のフェーズ3試験や再発性神経膠腫(グリオーマ)のフェーズ1/2試験も行われている。