再発・難治性の慢性リンパ性白血病で、抗CD20モノクローナル抗体リツキシマブ(欧州での商品名MabThera)と標準的な化学療法の併用は、化学療法のみの場合に比べて、有意に無増悪生存期間を改善したことが明らかになった。フェーズ3臨床試験「REACH」によるもので、スイスF. Hoffmann-La Roche社が発表した。

 慢性リンパ性白血病(CLL)は、欧米では最も頻度の高い成人白血病で、全白血病の25〜30%を占めるといわれている。女性よりも男性に多く、患者の95%は55歳以上で発症している。

 REACH試験は、18カ国で行われた無作為化臨床試験。再発・難治性の慢性リンパ性白血病患者552人を対象に、フルダラビンとシクロホスファミドによる化学療法とリツキシマブを併用する群と、化学療法のみの群に無作為に割り付け、主要エンドポイントを無増悪生存期間とした。

 慢性リンパ性白血病に対するリツキシマブの効果については、一次治療として、リツキシマブと化学療法の併用を検討した「CLL8」試験でも、無増悪期間が有意に延長したことが報告されている。今回の結果で、慢性リンパ性白血病の治療に有用であることがさらに確認されたことになる。

 詳細な結果は今後開催される学会等で発表される見込みだ。