現在米国や欧州などで多発性骨髄腫の治療にデキサメタゾンとの併用で承認されている経口治療薬レナリドミド(商品名:REVLIMID)が、再発または難治性侵襲性の非ホジキンリンパ腫(NHL)に対しても活性を示したことがClinical Oncology誌上で報告された。レナリドミドのフェーズ2試験のデータをピア・レビューした結果、明らかになったもので、9月1日にスイスCelgene International Sarl社が発表した。

 本試験の対象は、再発したかまたは難治性侵襲性の非ホジキンリンパ腫患者で奏効率の評価が可能な49人。レナリドミドの単剤療法は対象の35%に奏効を示し、うち12%に完全奏効または不確定だが完全奏効を認めた。活性は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、ステージ3の濾胞性リンパ腫、変異型など、他のリンパ腫のサブタイプでも認められた。

 本試験で最も多く発症したグレード4の有害事象は好中球減少症と血小板減少症で、ともに8.2%であった。グレード3の有害事象では好中球減少症(24.5%)、白血球減少症(14.3%)、血小板減少症(12.2%)の順に多かった。

 本試験の筆頭筆者でMontefiore Medical Center-North Division、Cancer Centerのセンター長、 Peter H. Wiernik氏 は、「今回のデータから、レナリドミドは再発性または難治性のNHLに活性を示し、副作用は管理可能なことが分かった。また本試験の結果は、治療オプションがほとんどない侵襲性疾患の患者にもレナリドミドが適用できることを示唆するものだ」と話している。