癌関連のウェブサイトの利用状況の調査から、国立がんセンターなどの病院のウェブサイトと、患者個人が作成している闘病記などのブログサイトでは、閲覧のされ方が異なることが明らかになった。

 これは、日本対がん協会の成松宏人氏らが行った調査の結果。帝京大学麻酔科教授の中田善規氏が主任を務める厚生労働省の研究班の調査研究の一環だ。成果は、Journal of Clinical Oncology誌の9月1日号のCorrespondence欄に掲載された。

 同調査は、国内の癌関連のウェブサイトとして閲覧数の高いサイトのなかから、25のサイトを対象に行われた。

 その結果、国立がんセンターのような知名度の高い病院のサイトは、週末の利用よりも平日の閲覧数が多く、また、昼間の時間帯の利用が多かった。一方、闘病記などの個人が運営しているブログサイトの利用は、平日に比べて週末の閲覧数が多い傾向があり、また、昼間よりも夜間の利用数が多かった。

 その理由として、著者は、病院のサイトは、診療を受ける際の情報源として利用される場合が多い可能性があると分析している。一方、闘病記などのブログサイトは、情報としての利用以上に、家族内のコミュニケーションツールとしても利用されているのではとしている。

 また、利用される検索エンジンの種類の調査から、最も利用されている検索エンジンは、ヤフーとグーグルであり、MSNの利用は少ないことが明らかになったという。また、インターネットを高頻度に利用する場合にはグーグルの利用が多く、インターネットの利用がそれほど高くない場合にはヤフーを利用する傾向が示された。