日本肝胆膵外科学会は、難易度の高い肝胆膵外科手術で実績のある認定施設リストを公開した。医療機関のリストは、同学会のウェブサイトから誰でも閲覧することができる。

 今回公開されたのは、日本肝胆膵外科学会の専門医「日本肝胆膵外科学会高度技能医」の育成を目指す修練施設だ。指導医もしくは技能医が1人以上常勤しており、年間の高難度肝胆膵外科手術の件数が50件以上の修練施設(A)、30件以上の修練施設(B)に分かれている。

 同リストに掲載されている医療機関は、特に手術の難易度が高い膵癌の外科治療を受ける際、医療機関選びの参考になりそうだ。膵癌は、年間症例数の多い医療機関ほど治療成績が良い傾向にあり、両者に相関があることが示唆されている。また、難易度の高い胆管・胆嚢癌の手術、広範な肝切除を伴う肝癌手術を受ける際にも有益そうだ。ただし、肝癌の治療に関しては、日本肝臓学会が肝臓専門医制度を設けており、こちらの専門医制度も参考になるだろう。