膵癌は早期発見が難しく、治療成績も他の癌に比べ良好とは言い難い。このため、少しでも生存期間を延長しようと、手術と化学療法、放射線療法のさまざまな組み合わせが試みられているが、まだ十分満足のいく治療法の確立には至っていない。

 第63回日本消化器外科学会総会初日の7月16日に開催された「進行膵・胆道癌の化学療法 2008 ASCO report」と題したランチョンセミナー(共催:日本イーライリリー)では、杏林大学腫瘍内科学教授の古瀬純司氏が、5月末に開催された第44回米国臨床腫瘍学会(ASCO)の最新の臨床試験結果を基に、今後の膵癌治療がどのように変化していくか、展望を述べた。また、化学療法が困難な胆道癌についても有望な薬剤を紹介した。

 古瀬氏はまず、ASCOで発表された膵癌および胆道癌の演題数に言及した。口演とポスターを合わせた演題数は乳癌が最も多く250題を超え、次いで肺癌が200題超、大腸癌、胃癌と続く。膵癌は胃癌とほぼ同数の40題と、近年のゲムシタビン(商品名:ジェムザール)の登場以降、演題数が増加してきているが、胆道癌は3題と非常に少ない。古瀬氏は、「日本は欧米に比べて胆道癌の患者が多いので、できるだけ日本から質の高い臨床試験結果を発信していきたい」と意欲をみせた。


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