メディネットは、8月18日、樹状細胞に癌抗原が取り込まれる効率を高めるプロセスの開発に成功し、同日、提携医療機関への技術・サービスの提供を開始すると発表した。

 樹状細胞は癌抗原を取り込んでTリンパ球に提示することで、抗原特異的な細胞傷害性T細胞CTL)を誘導する。今回、同社が開発したセル・ローディング・システムは、細胞に電気的刺激を加えることで細胞膜の物質透過性を高め、樹状細胞に癌抗原が取り込まれやすくなる。これによってCTL誘導能の向上が期待される。セル・ローディング・システムは、米MaxCyte社と共同で開発した技術だ。

 メディネットはこれまでに、樹状細胞にゾレドロン酸を与えるとTリンパ球への癌抗原提示能が高まることを明らかにしていた。今回のセル・ローディング・システムの開発により、CTL誘導能を高める技術を組み合わせて提供できることとなった。