中外製薬はHER2、エストロゲン受容体、プロゲステロン受容体が陰性(いわゆるトリプルネガティブ)の乳癌患者を対象に、術後補助療法として抗血管内皮受容体抗体製剤ベバシズマブを投与するフェーズ3多国籍共同治験BEATRICEに5月から参加したことを明らかにした。7月31日に開催された同社の中間決算説明会で明らかにされたもの。

 BEATRICE試験は、2007年12月から開始された全体で2500人を登録する臨床試験。標準的な化学療法(アントラサイクリン系抗癌剤±タキサン系抗癌剤)にベバシズマブ投与を加えた群と加えない群で比較するもの。投与期間は1年間だ。日本では既に10数例が登録されているという。

 また、中外製薬は、ベバシズマブの非小細胞肺癌への適応拡大申請を2008年第4四半期に行う計画であることも明らかにした。