アジアで行われている治療歴のない進行非小細胞肺癌(NSCLC)の治療(ファーストライン治療)でゲフィチニブ(商品名「イレッサ」)の単独療法の効果を評価する初めてのフェーズ3試験「IPASS」(IRESSA Pan-Asian Study)が主要評価項目を達成したことが明らかとなった。静脈内投与カルボプラチン/パクリタキセルに比べて無増悪生存期間(PFS)で上回ることができた。さらに忍容性も確認されたという。

 詳細な結果は秋に開催される国際学会で発表される。

 IPASS試験は非盲検無作為化並行群間比較試験で行われている試験で、臨床背景により選択された進行非小細胞肺癌患者を対象に、ファーストライン治療としてのイレッサの有効性、安全性及び忍容性をカルボプラチン/パクリタキセル2剤併用化学療法と比較評価することが目的。日本、中国、香港、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、台湾及びタイの医療機関で実施されている。

 IPASSの主要評価ポイントは無増悪生存期間(PFS)であり、副次的評価ポイントは全生存期間(OS)、抗腫瘍効果(overall objective tumour response;OR)、有害事象、重篤な有害事象及びQOL。効果との関連が示唆されている上皮成長因子受容体(EGFR)の変異のデータも集められている。