東京医科歯科大学大学院腫瘍外科学分野教授の杉原健一氏は、抗血管内皮増殖因子(VEGF)抗体ベバシズマブ大腸癌の肝転移を対象に、ネオアジュバント(術前補助療法)として投与するフェーズ2臨床試験を近く開始する予定であると明らかにした。プロトコールがほぼ完成した段階だという。これは7月16日から18日に札幌市で開催された日本消化器外科学会の中で同氏が公表したもの。

 ベバシズマブは、血管新生を阻害することと腫瘍血管を正常化して抗癌剤の効果を高めることで抗腫瘍効果を示す。ネオアジュバントとして利用することで、ダウンステージング、予後の改善などが期待できそうだ。