「がんの補完代替医療ガイドブック」の第2版が完成した。これは2006年4月に公開された第1版に、新しい研究成果や国内外のエビデンスを追加したもの。2008年7月4日から5日に開催された日本緩和医療学会で冊子が配布された。また、7月14日からは四国がんセンターのウェブサイト上にも公開された。

 同ガイドブックは、国立病院機構四国がんセンターの住吉義光氏が率いる厚生労働省がん研究助成金「がんの代替療法の科学的検証と臨床応用に関する研究」班が作成したもの。民間療法をはじめとする代替補完医療とどのように向き合い、利用したらよいのかを考えるためのガイドブックだ。

 補完代替医療を利用する上で確認・注意すべき点や、最新の補完代替医療の情報が掲載されている。米国の統合腫瘍学会がまとめた「がんの統合医療ガイドライン」の翻訳など、科学的根拠があり推奨される補完代替医療のリストも掲載されている。また、プロバイオティクスや漢方薬に関しても、臨床試験の結果、有効性が確認されたもののリストも掲載されている。これらは、第1版には掲載されていなかった内容だ。