日本緩和医療学会は、緩和医療の進歩に基づく治療とケアに精通した医師として「緩和医療専門医」の認定制度を設けることを決めた。学会は、2009年に最初の認定医試験を行い、2010年に専門医を誕生させる予定だ。

 専門医制度の詳細については、7月4日から5日に開催された日本緩和医療学会で、専門医認定制度準備委員会の院長を務めた筑波メディカルセンター病院緩和医療科の志真泰夫氏が発表した。

 緩和医療専門医の要件としては、「緩和医療の専門的知識・技術に基づく臨床実践ができること」「緩和医療の専門的知識・技術に基づくコンサルテーション活動ができること」「緩和医療の専門的知識・技術に基づく教育指導ができること」「緩和医療の専門的知識に基づく臨床研究ができること」の4点が挙げられている。

 専門医の受験資格は、学会が認定する医療機関で2年以上の緩和医療の臨床研修歴があることと、専門医育成のために学会が認める暫定指導医がいる認定施設で研修を受けること。その上で筆記と面接からなる試験に合格する必要がある。学会は、暫定指導医と認定施設の募集を今秋からも開始する予定だ。