扶桑薬品工業は、2008年7月7日、オンコセラピー・サイエンスで開発中の新生血管阻害剤OTS102のフェーズ1臨床試験が終了したと発表した。フェーズ1試験のデータを取りまとめた結果、同剤の安全性が確認できたことから、臨床的有用性を検討するフェーズ2試験に進む計画だ。フェーズ2試験は今秋に開始することをめざしているという。

 OTS102は、癌細胞の生存と成長に必要な新生血管の内皮細胞に高発現し、正常組織にはほとんど発現していない血管内皮増殖因子受容体2(VEGFR2)たんぱく質の一部から構成される製剤。投与によって新生血管内皮細胞に対する強い免疫反応を誘導し、抗腫瘍効果を発揮する。