スイスHoffmann-La Roche社は6月25日、大腸癌患者、結腸直腸癌患者、胃癌患者を対象にした、6件のフェーズ3臨床試験のメタアナリシスについて発表した。解析結果では、経口5FU系抗癌剤のカペシタビンを服用した患者の方が、静注5FU/フォリン酸を投与された患者よりも長期に生存できる傾向が見られた。カペシタビン投与群の生存期間中央値は23.1カ月で、静注製剤投与群の生存期間中央値は22.5カ月だった。この結果から、Roche社は、静注5FU/フォリン酸とカペシタビンの単剤または併用は有効性でほぼ同等であることが、異なったステージの大腸癌、胃癌で示されたとし、すべての大腸癌でカペシタビンが標準療法として使われるべきだと確認されたとしている。

 メタアナリシスは全部で6171人の患者を対象に行われた。5つの試験とも静注5FU/フォリン酸剤が対照群に投与された。2つのフェーズ3臨床試験は別の部位に浸潤している大腸癌患者を対象にファーストラインとしてカペシタビン単剤を投与する試験。2つの試験は別の部位に浸潤している大腸癌患者を対象に、ファーストライン、セカンドラインとしてカペシタビンとオキサリプラチンを併用(XELOX)投与する試験。1つの臨床試験は大腸癌の手術後にカペシタビンを単剤として投与する試験。1つの臨床試験は胃癌を対象にシスプラチンと併用でファーストラインとしてカペシタビンを投与する試験。