フランスSanofi-aventis社と米Regeneron Pharmaceuticals社は、5月21日、血管新生阻害剤aflibercept(VEGF Trap)を進行卵巣癌を対象に単剤で投与したフェーズ2臨床試験が主要評価項目を達成できなかったと発表した。独立した評価委員会によるRECIST評価で、奏効率が5%を統計学的に有意に超えることが主要評価項目だったが、そこまでの結果が得られなかった。afliberceptは、ヒト血管内皮増殖因子(VEGF)受容体の細胞外部分とヒトIgG1のFc部分を融合させた製剤で、他の抗癌剤と併用で投与するフェーズ3臨床試験が4件行われている。

 進行卵巣癌患者を対象に、afliberceptを単剤で投与したフェーズ2臨床試験は215人の患者を対象に行われた。2週間置きに2mg/kgを投与する群と4mg/kgを投与する群に分けて行われた。試験実施者による評価では、奏効率は4mg/kg投与群で7.3%、2mg/kg投与群では3.8%だったが、独立した評価委員会による評価では4mg/kg投与群で4.6%、2mg/kg投与群では0.9%だった。

 しかし、卵巣癌の重要な腫瘍マーカーであるCA-125が少なくとも50%低下した患者は、4mg/kg投与群で11.6%、2mg/kg投与群では11.5%だった。