米Curis社は、5月5日、提携関係にある米Genentech社が、転移性結腸直腸癌に対するヘッジホッグ阻害剤「GDC-0449」のフェーズ2臨床試験を開始したと発表した。

 試験は転移性結腸直腸癌患者およそ150人を対象に、ファーストライン治療として、無作為化プラセボ対照二重盲検で行われる。標準的な化学療法であるFOLFOX療法あるいはFOLFIRI療法に、ベバシズマブを併用し、さらにGDC-0449あるいはプラセボを投与する。主要評価項目は無増悪生存期間、副次評価項目はヘッジホッグリガンド発現や有害事象の頻度としている。

 GDC-0449は、癌の増殖に関与しているヘッジホッグシグナルを阻害する経口投与の薬剤。進行性基底細胞癌患者を対象としたフェーズ1臨床試験で、腫瘍の縮小が認められ、副作用も少ないことが確認されている。

 Genentech社ではさらに進行性基底細胞癌および進行性固形腫瘍を対象にした2つのフェーズ2臨床試験を2008年後半期に計画している。