サリドマイド薬Thalidomide Pharmionが、多発性骨髄腫の治療薬として、欧州委員会(EC)により販売承認を得たとスイスCelgene International Sarl社が発表した。抗癌薬メルファランとプレドニゾンとの併用で、新規に多発性骨髄腫と診断された患者を対象としている。

 欧州では2007年に同社のサリドマイド誘導体「Revlimid」(一般名レナリドミド)が、多発性骨髄腫で治療歴のある40歳以上の患者に対し、初めての経口薬として認可されている。

 親会社である米Celgene社の「Thalomid」(一般名サリドマイド)は2006年に、デキサメタゾンとの併用で、多発性骨髄腫の新規患者に対する治療薬として、米食品医薬品局(FDA)の承認を得ている。わが国でも、同年に藤本製薬が多発性骨髄腫を対象に申請している。

 オーストラリアでは今年、Thalidomide Pharmionがメルファランとプレドニゾンとの併用で、未治療あるいは高用量の化学療法が適さない多発性骨髄腫において認可された。