日本癌治療学会が運営するがん診療ガイドライン掲載サイトでは、3月から胃癌GIST消化管間質腫瘍)、乳癌の各診療ガイドラインを公開している。3月末には、胃癌の構造化抄録が追加公開され、ガイドラインに引用されている各臨床研究の概要が、PDF形式でダウンロードできるようになった(一部準備中)。

 既に、同サイト上には、食道癌、腎癌、膵癌、大腸癌、胆道癌、皮膚悪性腫瘍、卵巣癌の診療ガイドラインが公開されており、今回公開されたものと合わせると、10種類の癌の診療ガイドラインについて、診療アルゴリズムとガイドラインの内容、関連する論文の構造化抄録が明らかになった。なお、構造化抄録については、対象とするがん、治療法や掲載誌などから検索することができる。

 以前に公開された7種類の診療ガイドラインは、2005、2006年度の厚生労働科学研究医療安全・医療技術評価総合研究事業の助成を受けて作成されたもので、今回公開されたのは、一部が2007年度厚生科学研究費補助金第三次対がん総合戦略研究事業の助成を受けたもの。

 同サイトでは、専門領域の学会の承認後、日本癌治療学会のがん診療ガイドライン評価委員会での検討を経た診療ガイドラインが今後も公開される予定となっており、肝癌、子宮癌、肺癌、緩和ケアなど、最終的には23種類のガイドラインの公開が予定されている。