米Pfizer社は4月1日、進行性黒色腫の患者を対象に、抗CTLA4受容体拮抗薬である「CP-675206」の有効性を検討していたフェーズ3臨床試験(A3671009)を中止すると発表した。

 CTLA4はT細胞が活性化すると細胞表面に現れる分子で、同じT細胞の表面にあるCD28と抗原提示細胞の接着により促される活性化を抑制する働きがあるとされている。抗CTLA4モノクローナル抗体「CP-675206」 (tremelimumab / ticilimumab)は、CTLA4を介するシグナルを阻害することで、T細胞の活性化を促す薬剤。

 今回の中止は、中間解析の結果、標準的な化学療法に対する優越性が示されなかったことによる。今後さらに解析を加え、今年5月の米国臨床腫瘍学会(ASCO)で報告される見込みだ。

 昨年のASCOでは、進行性黒色腫患者を対象としたフェーズ1/2臨床試験の結果が報告された。進行性黒色腫患者の生存期間はおよそ7カ月とされているが、フェーズ2試験では、生存期間中央値が10mg/kg投与群で10.3カ月、15mg/kg投与群が11.0カ月と良好な結果を示していた。