英AstraZeneca社は3月12日、血管新生阻害作用と上皮細胞受容体チロシンキナーゼ(EGFRTK)阻害作用を併せ持つ経口抗癌剤である「ZACTIMA」(ZD6474、一般名vandetanib)の非小細胞肺癌を対象にしたフェーズ3試験のうち、2つの試験の患者登録が完了したと発表した。ZACTIMAは、「イレッサ」(一般名ゲフィチニブ)の後継品と考えられている製剤。EGFRTK阻害剤の「タルセバ」(一般名エルロチニブ)とZACTIMAの抗腫瘍効果を比較するZEST(study57)と呼ばれている試験は既に患者登録が完了しており、全部で4件行われているZACTIMAのフェーズ3試験うち、3件の患者登録が完了したことになる。

 今回患者登録が終了したのは、セカンドライン治療として、ZACTIMAを「アリムタ」(一般名ペメトレキセド)と併用するZEAL(study36)、「タキソテール」(一般名ドセタキセル)と併用するZODIAC(study32)の2試験。わが国ではZODIAC試験の一部が行われている。サードライン、フォースライン治療として、ZACTIMAに支持療法(BSC)を行った群とプラセボに支持療法を行う群を比較するZEPHYR試験(Study 44)は進行中だ。

 ZODIAC試験は局所進行または転移性の非小細胞肺癌患者1380人を対象にして、ファ−ストラインとして、標準のドセタキセルのみを投与する群とドセタキセルに1日1回100mgのZACTIMAを投与する群を比較するフェーズ3試験。

 ZEAL試験は510人の局所進行または転移性非小細胞癌患者で、アリムタを3週おきに500mg/m2にZACTIMAかプラセボを1日1回100mg投与して効果を評価するもの。

 データの解析結果は今年後半に出る予定で、年内に最初の申請が行われる見通しだ。