抗HER2受容体抗体製剤トラスツズマブ(商品名「ハーセプチン」)を乳癌術前補助療法(NAC)に利用する医師主導臨床試験が進んでいることが明らかとなった。3月3日に開催された中外製薬の記者説明会で、愛知県がんセンター中央病院乳腺科の岩田広治氏が明らかにしたもの。岩田氏によると臨床試験は100例を集める計画で80例が集まっている段階だという。

 トラスツズマブをNACに利用した試験では、化学療法剤と併用した海外でのNOAH試験が報告されている。NOAH試験の中間解析の結果、完全奏効が60.0%、部分奏効が20.9%だった。